初心者マークとは|位置はどこにつけるべき?値段・付け方・意味などを徹底解説

初心者マークの正式名称、言えますか?初心者マークにはきちんとした法律の裏づけがあり、違反内容があることをご存知ですか?このような疑問にも答え、さらに、一般の運転者も気をつけなければならない初心者マークを付けた車に対してのありかたも紹介しています。

CR編集部

CarRealize編集部がこの記事を監修しています

 

初心者マークについて

 「初心者マーク」という言葉は、車の免許を取る前であっても誰しもが聞き覚えのあるものですよね。しかし、単語を知っていても「初心者マーク」にしっかりと法律の裏づけがあるのはご存知ですか?

1972年10月1日に導入されている道路交通法第71条の5第1項にて「初心者マーク」の義務が定められています。この法律には運転するにあたって、普通免許証を取得したものが免許停止等の効力を除いた一年間、車の前方と後方にマークをつけて運転をしなければならないことが書かれています。

そもそも「初心者マーク」という単語は世の中に浸透した言葉であって、正式な名前ではありません。他にも、「若葉マーク」と呼ぶ人は大人や老人に多くみられますよね。しかし、正式には「初心運転者標識」という名前がついているのです。

もし、「初心者マークは初心者マークだ」と思う人がいたとしても、実は、自動車学校でしっかりと「初心運転者標識」という名前で習っているのです。それでも「初心者マーク」や「若葉マーク」が一般的な呼び方になっているのは、やはり言いやすさから来るものですね。

初心者マークが必要な意味

まず、初心者マークは運転初心者がつけるものであることを前提に話していきます。では、なぜ初心者マークを一年間つけなければならないのかということから考えていきましょう。

前でも述べたように、法律で定められていることが一年間つけなければならない理由ですが、この法律が定められた理由には次のことがあります。

「初心運転者の保護」という観点が大きいでしょう。たまに自動車学校へ出向いて教習を受けるのと、実際に自分の生活の中に運転を取り入れて公道を走るのではわけが違います。さらに、助手席で注意を促してくれる人なんていません。また、危険なとき隣でブレーキを踏んでくれる人もいません。

初めて1人で道路の上を運転するとなると、慣れるまでは当然慎重さが出てきます。慎重な運転はどうしても法定速度に満たないノロノロ運転になりますよね。そうした運転を見て、運転に慣れている他の運転手は「遅いな」や「早く走れよ」と思う人がいます。

思うだけならまだいいのですが、初心者マークをつけた車に向かって幅寄せをしたり、後ろからあおり運転をしたり、無理な追い越し、割り込みをしたりなどしてくる悪態な運転手もいます。

初心者マークを付けている車に対して、明らかに危険と思われる運転をしてくる車であれば、その危険な状況を作る運転手は初心運転者等保護義務違反で罰金を科せられます。初心者運転者等保護義務違反の罰金額は、大型車7000円、普通車と二輪車6000円、小型特殊5000円となっています。

初心者マークの付いている車に対して悪態を付く運転をしただけで5000円は馬鹿らしいですよね。初心者マークを付けている車に対しては優しく道を譲るようにしましょう。

初心者マークを貼る義務期間

初心者マークを貼ることは、普通自動車免許を取得してから一年間と義務付けられています。一年間と言っても、初心者マーク表示義務期間の途中で運転免許停止等の罰則を受けてしまうと、一年間にカウントされなくなりますので気をつけましょう。

初心者マークの表示義務期間中は、免許証停止までの点数も少ないので免許を取ったからと調子に乗った運転をして道路交通法違反等で警察に捕まるのには気をつけましょう。

一年以上初心者マークを見せびらかし、なんてことにはならないように注意して運転してください。

初心者マークは1年以上経過した場合やペーパードライバーの貼り付けはOK

普通自動車免許を取って一年を超えているから初心者マークを貼ってはいけないという決まりはありません。

もしかしたら、初心者じゃないのに初心者マークを付けたらダメだと思っている人もいるかもしれませんね。

よく見受けられるのは、普通自動車免許取りたての子どもが車を使ったあとに初心者マークを外さず親がそのまま乗っているという状態です。これも全く問題ありません。

ペーパードライバーでも初心者マークをつけていることで、周りの車の対応が優しいと非常に運転しやすいですよね。運転に不安がある間は、あわてて初心者マークを外さなくても大丈夫です。

一つ注意しておかなければならないのが、初心者マークをつけているというだけで、先ほど初心者運転保護の話で言った「初心者運転等保護義務違反」の被害者にはなれないことです。

あくまでも初心者運転保護が適用されるのは普通免許取得してから一年以内の運転者に限ります。

初心者マークの位置や枚数、前後、高さ、角度について

次は、「初心車マークは貼る位置が決められているのか?」という疑問について答えていきたいと思います。

枚数や角度に決まりはない

初心者マーク、前と後ろに一つずつという固定概念があるかと思います。しかし、実は枚数に決まりはないのです。何枚でもつけてかまいません。さらに、どんな向きにつけても問題ありありません。

しかし、決められているルールもあります。それは前方と後方の見えやすい位置に貼らなければならないということです。また、その見えやすい位置というのが、地上0.4メートル以上1.2メートル以下と指定されています。

それさえ守っていれば意外にも自由なんですね。

フロントガラスに貼りつけるのは法律違反

前方と後方の見やすい位置といってもフロントガラスに貼ることは違反です。

吸盤タイプの初心者マークをフロントガラスに、車の中から貼り付けているといったケースはよく見受けられます。これが法律違反ということです。フロントガラス部分に付けていると視界が遮られ、危険であることが大きな理由です。

しかし、警察に停められて注意されるといったことは滅多にありません。

フロントガラスに初心者マークを貼って視界が悪くなり事故を起こしたといったことにならぬよう、やはりフロントガラスには初心者マークを貼るべきではないと言えます。

初心者マークの種類と値段

初心者マークを購入できる通販サイトを二つ紹介しておきます。しかし、送料につきましてはそれぞれのサイトで異なるので各自ご確認のうえご購入お願いします。

  • Amazon

https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF

  • ヤフーショッピング

https://store.shopping.yahoo.co.jp/zenpou3/za-wkwk-s-1.html?sc_e=slga_pla

初心者マークにはタイプが三つがあり、ステッカータイプ、吸盤タイプ、マグネットタイプです。ある程度名前からどのようなものかわかると思うので、値段と一緒に簡単に説明します。

ステッカータイプとは、貼ってからはがせるシールのようなものになります。値段はおおよそ600円前後が相場となっています。

吸盤タイプとは、吸盤をガラスの内側に装着し、フロントガラスや後ろのガラスから見えるようなかたちになります。吸盤タイプの値段は、108円から購入出来ます。

マグネットタイプはその名の通り磁石なので、車のボディに直接貼ることができ、取り外しが可能です。マグネットタイプは、もっと安く、二枚入り200円前後での購入が可能です。

初心者マークのマグネットタイプは、アルミ製ボンネットに貼り付け不可!その対処法も

新型ダイハツタントやプリウスにはマグネットはくっつきません。車のボディが樹脂化ボディを使っているからです。

先ほど述べたように吸盤タイプは視界を妨げて危険であるといったことになりますが、それは貼る位置の問題です。それさえ気をつけていれば吸盤タイプでもなんら問題ないといえます。

マグネットタイプの初心者マークは、熱で車体が変色する場合もあり!その対処法も

マグネットタイプの初心者マークを使っている人が多いと思いますが、普通自動車免許取得後一年が経ち、いざ外そうとするとマグネットが熱で溶けてしまって取れないといった案件があるようです。

一年間つけておくということは夏が必ず来るわけで、ボンネットなど車のボディは非常に熱くなります。マグネットが熱で溶け、車の塗装がはがれることもあります。

熱による問題を避けるためには、初心者マークの貼る位置を定期的に変える必要があります。少し面倒臭い作業ではありますが、洗車するときに貼り変えるなどしてみてください。

初心者マークが購入できるお店

初心者マークは、ズバリ、簡単に手に入ります!

お近くのカー用品店、ホームセンター、運転免許試験場の売店、100円ショップのダイソーやキャンドゥ、ドン・キホーテやトライアル等どんなところにも売ってあります。

値段的に言ったらやはり100円ショップがおすすめです。

初心者マークをつけない時の罰則や減点、罰金の金額

もし、普通自動車免許を取得してから一年が経たずに初心者マークを付けないで走ると、罰金や減点が科されます。罰金は4000円で、減点は1点です。

しかし、初心者マークを付けなければならない人の持ち点は3点ですので、スピード違反、一時不停止等で警察に捕まって免許停止ということにならないよう気をつけましょう。

初心者マークをつけて事故した場合の過失割合について

 ※幅寄せや割り込みで事故が起こった場合、相手側の過失割合が約10%増になる事、それ以外は過失割合は変わらないという内容を記載ください。

初心者マークを付けているとその車の運転者保護が発生することは理解いただけましたでしょうか。初心者マークの車に向かって幅寄せや無理な割り込みをしたことによって起きた事故は、一般の運転者が受ける過失割合が10%増えてしまいます。

しかし、必ずしも初心者マークとの事故が過失割合10%増加となるとはかぎりません。止まっていたときに後ろから初心者マークの車に衝突されたとなると、100%初心者マークの車が悪くなります。

この事故の過失割合のポイントは、初心者マークを付けているということと、あくまでも、危険運転を行ったという事故の状況が結果に反映することです。

初心者マークで初心運転者講習が必要になる条件

初心者運転者講習の通知は、累積4点の違反が警察によって認められたとき、講習の通知が免許証に記載された住所に送られてきます。通知を受け取ったら、一ヶ月以内に受講してください。

もし受講していなかったら、初心運転者講習を受ける権利はなくなります。初心運転者講習の通知には、必ずという強制はなく、あくまでも任意で受講することになっています。

また、初心運転者講習を受けていなかった場合、普通自動車免許取得から1年が過ぎた頃に、もう一度再通知が届きます。その通知には再試験を受けるように書かれています。

普通自動車免許をせっかく取ったのに、もう一度技能と学科の試験を受けなければならないのは嫌ですよね?違反をして通知が来たのであれば速やかに受講するようおすすめします。

再通知による再試験も受けなかった場合は、免許取り消しになりますので気をつけましょう。

初心者マーク以外の知っておきたいマーク

出典:https://www.kuropixel.com/page/2/

初心者マークは誰もが通る道なので有名ですが、他にも車に貼る標識があることを覚えておいて欲しいです。標識を知っていることで、思いやりの運転を心がけられるようになります。

高齢運転者標識

もみじマークから四葉マークとデザインも呼び名も変わりました。こちらは高齢者が付けるマークになります。付けることに強制権はなく、任意での表示になります。

この四葉マークは、70歳以上の高齢ドライバーであることを意味します。マークのデザインも変わりましたが、対象の年齢も少しずつ上がっています。

付けやすいデザインにしたことで、近頃四葉マークをつけている車は前のもみじマークのときよりもグンと増えました。

四葉マークをつけている車に対しても幅寄せや無理な割り込みをした場合、「初心運転者等保護義務違反」で罰せられることもありますので注意してください。

身体障害者標識と聴覚障害者標識

体に不自由がある人のマークもあります。呼び方等浸透はしていませんが、自動車教習所での学科をしっかり受けていればこのマークが何であるのかは認識できていると思います。

身体障害者標識は任意での表示となりますが、聴覚障害者標識は、表示しなかった場合、初心者マークと同じで道路交通法違反で罰せられます。

どちらのマークも付けている車に対して幅寄せや無理な割り込みをした場合、初心運転者等保護義務違反とされますので気をつけてください。

初心者マークを見かけたら、より安全運転を心がけよう

初心者マーク、実は様々な意味や法律、違反が背景にあることはわかっていただけたでしょうか。初心者マークを付ける人にとっての購入場所や付ける場所、違反の紹介をしましたが、一般の運転手にも罰則が与えられる場合等も紹介しましたので、是非参考にしていただければと思います。運転免許証をもったら、初心者マークをはじめとした標識の意味を理解し、安全運転をこころがけ、最高のカーライフをスタートさせましょう!